戻りました

またまたお久しぶりです。
バタバタしてたのとウダウダしてたので、また放置してしまいましたすいません

2週間、大阪のとある動物保護施設でお世話になっていました。住み込みでの職業体験です。

正直に言いましょう。


キツい！！！

マジで仕事キツい！！！


何百という動物たちの健康を守り続け、又、病気やケガをしている子にはケアをする。
それを、たった30名程のスタッフで行っていらっしゃいます。
スタッフの方は、1日中走りっぱなしです。

服にウンコが付こうが、ウンコを踏もうが、ウンコを素手で掴もうが、気にしてなどいられません。
やることは山のようにあるので手を洗っている時間がもったいないのです。
さすがに寄生虫や感染性のある菌を持っている子に触ったら洗いますけどね。

いつも掃除を頑張っていらっしゃるので、犬舎も猫舎も禽舎もアライグマ舎もキレイです。
消毒も毎日行い、ばい菌が湧かないようにしています。


犬達を見ていると、意外に純血種の子が多いですね。
エアデール・テリア、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、グレート・デーン、ラブラドール・レトリーバー、ケアーン・テリア、シー・ズー、パグ、チワワ、プードル、アメリカン・ピット・ブルテリア、ラージ・ミュンスターレンダー、柴、秋田ｅｔｃ・・・
一番多かったのはロングヘアード・ミニチュア・ダックスフントでしたね。


スタッフの方々は汚れる事を気にせず、お給料が安くても、体力仕事でも、一所懸命に動物のお世話をなさっています。
「本当に動物の事が好きなら、ペットショップでは働けない」と、あるスタッフの方は仰っていました。

そうです。命は売り買いするものでも、捨てるものでもありません。
ペットの販売は良くて、人身売買は野蛮だというのはおかしな話です。
どちらも、命を、権利を、踏みにじる行為ですもの。


ダックスがブームでダックスが飛ぶように売れ、「吠えるから」と捨てられる。
ハスキーがブームでハスキーを飼い、「吠えないから番犬にならない」「引っ張る」と捨てられる。
それもこれも、犬を買う側の無知からです。

ダックスフンドの本来の仕事は、吠えて獲物を追いかける事。つまり吠えるのが仕事。
ハスキーの仕事は、吠えずに橇を引き続ける事。つまり引っ張るのが仕事。
調べればすぐに分かる事です。
買う前に調べれば、「こんなはずでは」を防げるし、捨てることも少なくなるでしょう。

ブームの犬種じゃなくても、可愛い犬は沢山います。
「仔犬じゃないと懐かず、しつけも出来ない」という事はありません。成犬から飼い始めるメリットも多いです。
「品種」ではなく、「自分と本当に相性が良いか」で犬を選んで下さい。施設の犬達は、ずっと里親を待っています。


脱線してしまいましたが・・・ｗ

2週間、大自然に囲まれての仕事は大変だったけれど、それ以上に楽しく、やりがいのあるものでした。
施設の犬や猫は、良い子が沢山！
人に捨てられたのに、人であるスタッフに甘えています。
きっとスタッフの方々が懸命に世話をし、愛情を注いでいるからでしょう。頭が下がります。

願わくば私もそういったスタッフの一員になり、動物達の為に働きたいです・・・！